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目標として素晴らしいカフェ:ペナン島のチャイナハウスを紹介します

8年 ago

70 words

カフェテリアソンリサは3階を公式オープンする準備をすすめています。
当店の一部は、住居利用がありますが、最終的には全階層全室をカフェとして使用し、中崎町のカフェとして完成することが目標です。

この機会に、中崎町から遠く離れた土地の話にはなりますが、目標とする見習うべき素晴らしいカフェをご紹介します。

マレーシアのペナン島ジョージタウン市のカフェ「チャイナ・ハウス」です。
153 & 155 Beach Street, 183B Victoria Street

10300 George Town, Penang

Tel: +604 – 263 7299

すごくいいので、もしペナン島を訪れたときは絶対に行ってみてください。
とくにあなたが個人カフェの経営者であれば、参考になるよい視察先です。

↑チャイナハウス(カフェ)外観


店内はとにかく広い。長い。

↑もともと2つあった中国風の建物をつなぎ、欧米風(?)カフェで使用したようでして、中庭があります。広い。

2つの建物を中庭でつないでいるので、自称、ペナン島でもっとも長いカフェ(時間ではなく物理的に長い)だそうです。

ギャラリーや会議に使用できる部屋も多数あり、非常に関心する物件使用方法です。

人によっていろいろな見方はあるでしょうが、私が一番関心したのは、物件をうまくカフェとして使用していること。
周辺の人達も、観光客も巻き込んでいるカフェだな、と感じたことです。

カフェのメニュー表はすべて簡易的につくられていますが、数も多く、店舗がしっかりとオペレーションされていることがわかります。

効率的なカフェと言えます。

↑たくさんのスイーツ!

コーヒーの味とか、ケーキの味とかはどうだ?と言われると。。。。
ペナン島で見ても、マレーシアで見た場合、普通レベルかもしれません。飛び抜けて美味しいわけではないようです。(すみません、あくまで私の感想ですよ)
マレーシアには他にも美味しい店はたくさんあるようですし。
!ただ、この建物がカフェとしての完成度がすごく高いことに注目です。

日本ではカフェの完成度が高い、というと、すぐにコーヒーの味、商品がどうだ、サービスがどうだ、という職人的な小さい、個人いぞんの部分に話を集中しますが、このカフェの場合、
周辺を巻き込んだ文化創出、社会的な役割がよく果たせている物件利用であると関心しました。

それは、芸術関連の人が、ミーティング、セミナーなどにこのカフェの部屋を使用している、ということです。

↑店内にある通路。縦に長いので冒険心すら出てきます。奥に長いと知らない状態で行ったので、本当に驚きました。

↑書籍や、絵画もおおく、ミーティング、セミナーもできる大型の部屋もあるそう。

↑壁にはたくさんのアートがあります

中崎町にはたくさんのカフェがあります。そのカフェはチェーン店舗ではなく、大手資本による展開ではありません。我々カフェテリアソンリサも同じです。

このチャイナハウスも個人経営で、チェーン展開ではありません。似たような境遇があるとおもいます。
チャイナハウスはマレーシアのそういった個人経営店舗の成功例といえるでしょう。

今はAir AsiaなどのLCCがたくさん飛んでいますので、マレーシアペナン島までは12時間程度、長くても1日で、安価に移動することが可能です。
詳細を知るためにマレーシアへ旅行されることをおすすめします。

↑上記で紹介している写真とは別の側の入り口です。1日目、夜に反対側のカフェを訪問した後、別の日の昼間に反対側から行きました。

↑こちらも広く、ライブなどができるスペースがあります。カフェでいつでもライブが行える音楽設備があるようです。

↑壁にはアートなどがかけられており、芸術家などとの結びつきもあることがわかります。

↑途中の通路にはカフェのマップがありました。広いので地図は必要。

↑店内のメニューはどこで注文しても同じのようですが、店の中がいくつかのセクションにわかれているのでそれぞれの各空間に呼び名がつけられているようです。

↑アーティストが書いたのでしょうか、自作感のあるトイレマークです。

↑中庭。昼。

↑中国風の飾りがありました。

大きくて、よくできたカフェです。たくさんのスタッフもいて、個人経営でシステムがよくできたなぁ、と感心しました。

そしてこの記事を書いた経緯を最後にお話しします。

昨今、日本では欧米からくるチェーン店の展開があり、資本を持たない一般市民が飲食店経営をするのは難しい傾向があります。
さらに日本人の基質として、完璧を求めるがあまり、個人経営店舗では難しいオペレーションや商品の提供が当たり前になりました。
するとカフェ経営すら大資本経営となるしかなく、今は梅田でも鉄道会社などによる店舗の巨大化が大都市ほど顕著になっています。

しかし本当にこんなことが続いてもいいのか?疑問に思います。結果的に日本のお店が全部チェーン店や大手資本の店舗ばかりになり、大手資本は海外資本(特に米国系)を好むので、街の中が似たような店舗になることは明白です。
また、経済的な側面だけではなく、文化的な側面を危惧しています。つまり、食べるもの、着るものなどの生活文化が一部の大企業の都合で、主導で変更されていいのでいいのか、ということです。

今 大阪梅田がまるで東京のビル街のように開発されています。

もともと大阪市の中には様々な街があり、各街にその街の人達がつくる店舗があり、文化があるはずですが、梅田の開発は東京にある店舗をそのまま設置するのみですので特徴が無い街になるのではないか、と心配しています。

だからこそ今、梅田のすぐとなりにある中崎町にカフェという商業形態でさまざまな店舗がでていることは非常に良いことと思います。
個人事業としてのカフェが多い中崎町は非常に素晴らしく、この街は理想的ではないでしょうか。ぜひこのままたくさんの中崎町カフェに張って欲しいと思います。

それでカフェ経営の参考になる情報と思い、上記マレーシアのカフェを紹介しました。

我々カフェテリアソンリサも小さなカフェとして、頑張って行きたいと考えます。
今後もよろしくお願いいたします。

●この記事での参考文献:
チャイナハウス
http://www.chinahouse.com.my

チャイナハウス 位置ガイド
http://www.chinahouse.com.my/location.html

マレーシア ペナン島ガイド
http://www.tourismmalaysia.or.jp/region/penang/

マレーシア政府 観光局 (大阪市西区にも事務所があります)
http://www.tourismmalaysia.or.jp/

阪急交通社 マレーシア観光ガイド(2番めにペナン島のジョージタウン市があります)
http://www.hankyu-travel.com/guide/malaysia/

Expedia (旅行サイトです)
http://www.expedia.co.jp/

Air Asia (マレーシアのLCCです)
http://www.airasia.com/jp/ja/home.page

追記:
マレーシアは学生の時に留学生の人がクラスにいて、いろいろお話もきいていたし、
大学院生の時に初めて授業をさせていただいたとき私が教えた初めての外国人学生の方もマレーシア人でした。
自分がカフェをするようになって、よくできたお手本をみさせていただけたのもマレーシアのカフェです。
ですのでここでは非常に強くマレーシア押しさせていただきました。(OvO)
Visit Malaysia!

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