徳島県にいけばやはりココ
鳴門市の大塚美術館に行きました。
私の訪問は一体何回目なのかほとんど覚えてないのですが、すくなくとも7回目くらい。
高校の時にできたんですよ。そのときは友人にさそわれて学生で1000円で行きました。
大塚さんがお金余ったから地元に作ったんだろう美術館
鳴門市では名字が大塚とつくだけでグループ関係者かと警戒される。
人口たったの6万人、芋畑と海に囲まれたこの小さな街から1兆円以上の売上を出す大塚HDのような大企業がでるとはだれもおもていなかった。
製薬業界のM&Aが進んでいつのまにか日本のTOP3製薬会社グループになっていた大塚製薬。
もちろん海外の製薬会社とくらべると小さいが国内では大企業。その大塚HDオーナーがつくった美術館なので毎回来て思うのが、「やたらと広い」です。
東京都は土地代が比べ物になりません。美術館の敷地としてはとんでもなく広いです。
今回は4時間以内に出る気だったのですが、結局 9時(開館)から午後5時(閉館)までいました。
今回はちょっと違った
正直 七回目の美術館訪問です。さすがに飽きてきたらだろうとおもってたら、良い意味で期待を外してくれました。
変わっていたのは大塚国際美術館よりも私の立場でした。
大塚美術館の毎回違う点
行くたびに毎回関心することが、レストラン・カフェの充実度。
今はだいぶよくなりました。設立最初の数ヶ月ひどかったですよ。カロリーメイトとオロナミンCでしたからね。
そういった設備も多少改善されたり充実していたのですが、今回は違った視点で満足しました。
一方元半導体電子部品サラリーマンなんだけどうさぎアーティストをやっているんだな
単に観光できていたときとは全然違う。
今は自分が絵を描く立場。デザインする立場になっているので、コピー(陶板)でもその絵を見て、他の作品と比べて、解説を聞いて、ネタにできるし、考えれる。
この構図にした意味、1枚にどこまで組み込んでいるか、どの表現が当時あたらしかったのか、なぜ昔はその表現ができなかったのか、今は当たり前のことがなぜできるようになったのか、
すべてが学習となるのです。
3000円の見学料は十分に元をとれた。
逆にレプリカでもいいんですよね。どうせ本物の美術館でも盗難と損失をおそれて本物は出さないことが多い(特に有名なものになると)と聞いています。 近づいても触っても怒られないのは大塚美術館ならではです。
成果発表
私の成果を発表します。
元の絵、サンプリング元(パクる前)
これ、最後の晩餐、イタリアの古いモザイク絵です。イタリア人なので、主食は魚にしてます。一番左がイエス・キリスト、一番右側がユダです。
イエス・キリスト「このなかに裏切り者がいる」
左から1番目「え!」
左から2番目「そんな!」
左から3番目「いったい!」
左から4番目「だれが!」
左から5番目「まさか!」
左から6番目「もしかして!」
左から7番目「ん!」
左から8番目「さては!」
左から9番目「もしや!」
左から10番目「おまえか!」
左から11番目「おい!」
左から12番目「えー!ここで言うのかい(マスオ)」
*すべて大塚美術館のボランティアガイドの方のおもしろ説明をパクりました。大変わかりやすい解説でおもしろく、2時間ぐらいずっとついていきましたね。おすすめですよ。
サンプリングした結果(パクった作品)
これ、下手くそいうなって、言わんでもわかっとるわ
うさぎと魚と海南チキンライス@中崎町、大阪
一番右のうさぎが小梅うさぎ、一番右の魚がバイカラードッティバック桃子です。
桃子は方からターコイズブルーのカバンをかけています。そのカバンの中には金銭でしょうか、それとも大阪天満の業務スーパーのレシートが入っているのでしょうか。
中崎町のカフェの話なので、主食は海南チキンライスです。
結論
自分が美大生じゃなくて工学系だったのでまったく気づいてなかったのですが、ネタにこまったとき、絵を学びたいとき、大塚美術館の存在って結構すごくて、これに匹敵する美術館、あまりないと思う。なにせこれだけの作品数、営業時間、比較ができる、近づける場所ってなかなかないと思う。
近所に 鳴門教育大学(元 徳島大学教育学部)があるんですけど、そこで学生やっていたら結構便利な場所でしょうね。
大塚さんはやっぱりすごいわ、ここまでやったんだもの。
そして自分が絵を書く立場になるまでまったくこの価値に気づけてなかった私はあらためてアホだと思いました。何事も経験してみないとわかりませんね。